AZ-GTi 経緯台を買ってみました。
ポルタとSP赤道儀は持っているのですが、
狭いベランダだとドイツ式赤道儀は厳しく、ポルタだと自動追尾ができないという問題があり、
それらを解決してくれそうなのがこの電動経緯台でした。
あと長焦点の鏡筒が無かったのでMAK127鏡筒をセットで購入。
結果から言うと期待通りで、惑星の眼視、動画撮影には十分な追尾精度です。
特筆すべきは"ポイント&トラック機能"で、アライメントしないでも恒星時追尾をしてくれます。
対象の天体を導入(自動でも手動でも可)した後、ポイント&トラックをタップすれば追尾開始してくれます。
現在位置、時刻、天体の赤道座標の3つのパラメータから地上座標における軌道を計算していると思われます。
これらはスマートフォンから正確に得られるので、あとは経緯台本体が水平に置かれていればよいということになります。
本体には簡単な水準器が付いているので、これでだいたい水平は出せます。
この動画はそのポイント&トラックを使って追尾して撮影しました。
悪かった点をいうと、何故か初めから水平軸がやたら固くて調整が必要だったことです。
クランプを緩めて回転させると、ピラーや三脚との接続部が回転してしまうくらい固かったです。
カバーを外して基盤を外したところ
さらに補助エンコーダを外すと水平軸を固定している部品が見えるので、六角穴付き止めねじを緩めてから回転させ調整します。
分解してて気になったのは、補助エンコーダの分解能が荒くて役に立つのかということと、モーターが安っぽくて心配ということです。
スマホで操作する架台を使うのは今回初めてで、wifi接続とかGUIは便利で良いと感じました。
ただ覗いているときなど画面を見ずに操作するのがタッチパネルだと難しいですね。
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