今年も筑波大学では学園祭(雙峰祭)が行われ、盛況のうちに終わりました。
天文研究会ではプラネタリウムと天体写真展を行いました。
公開観望会も予定されていましたが、晴れなかったため実施されませんでした。
私はプラネタリウムには全く関わらず、写真展とフリーマケットに力を入れました。
プラネに関しては、私は上映を一度も見ていないのでよくわかりません。
ドームの外から聞いたことはあるのですが、話は面白いと思いました。
あとは投影機の操作ができていれば良い出来になったのではないのかなと思います。
天文研プラネといえば雙峰祭グランプリの常連でしたが、今年は受賞を逃しています。
去年の学祭が終わった時に何となくプラネはこれで最後だろうと感じており、今年の実施は意外でした。
そして今年のプラネは準備の段階で盛り上がりに欠けていたように思いました。
投影機やドームが完成してしまっている今と昔とでは同じプラネタリウムという企画でも分量が全く違います。
そのためプラネは活動の中心としては物足りないものとなっています。
そんなことを思っていることが昨年からやたら遠征をやっている理由なんですが。
さて、写真展に関しては、全体的に基本をおさえて丁寧に撮られていたものが多かったという印象を受けました。
その上でさらに個性を出している作品もあり面白かったです。
主観ではありますが、作品のレベルは私が見てきた限りでは今回が最高だと思います。
私は去年は1つも作品を出していなかったので、2年ぶりの出展となりました。
今回がデジタル一眼レフカメラを導入以降初の写真展で、ほとんどがこれによる作品でした。
去年から今年にかけて天体観測遠征を頻繁に行ったおかげで試行錯誤を繰り返すことができ、
オートガイドによる直焦撮影まで実現することができたのでとても満足しています。
フリーマーケットでは天体写真を販売しました。
以前から写真の販売はやってみたいと思っていたのですが、なかなか行動を起こせずにいました。
今年はプラネタリウムにも参加せずやることもないし、最後の学園祭なので試しにやってみることにしました。
今回は天文研究会有志として、かつ一企画としてではなくフリーマーケットで出店しましたので気軽でした。
とは言っても、今後の天体写真販売企画の可能性を探ること、保護者・地域への還元、天文の普及、などができれば、あとなるべく赤字は避けたいなどということは思っていました。
1日目は途中から雨、2日目は前半が雨、3日目のみ一日中晴れというあまりよいとはいえない条件でしたが、
結果としてはそこそこの数は売れ、材料は余りましたがなんとか黒字となりました。
商品はパネル張りの写真立てとプリントの2種類でどちらもはがきサイズです。
品質には特にこだわっており、写真展と同じでちゃんとお店でプリントしました。
お店プリントでも安いところを試してみたのですが、色や画質に満足できず結局いつものキタムラに注文しました。
もし次があった場合のことを考えると妥協はできません。
多くの中から好きなものを選んで楽しんで欲しい(できればいくつか買って欲しい)という思いがあったため、10種類以上もの写真を用意しました。
その反面在庫管理に悩むことになりましたが、2日目までに売れ筋商品の予測がついたので売れ残りは予想よりも少なく済みました。
大量のパネル加工が大変でしたが、構想から当日の販売までいろいろと気づくことも多く、
よい経験になりました。そして楽しかったです。