部分食の初めのほうは雲がかかっていましたが、それ以外はよく晴れてくれました。
初めの方も薄雲でしかも流れていたので観察できないという程ではありませんでした。
とにかく美しく、感動しました。
どんな機材で撮ろうかということくらいしか考えていなかったので、
そのような感想を持つとは思ってませんでした。
単なる珍しい現象から、珍しくて綺麗な現象に昇格しました。
写真なんか撮ってる場合じゃねえ!
と思うくらい綺麗でした。
実際、肉眼で見るのが一番綺麗だと思います。
とは言いつつ少しばかりは撮影しました。
Kenko SE80ED2 D=80mm f=500mm
Kiss Digital X2 (天体改造) + Astronomik UV-IR Filter
Vixen SP赤道儀
PhotoShop CS5
最初は、コンデジでコリメート撮影していたのですが、
影に入ってる部分に露出を合わせて撮ると明るい部分のゴーストが出てしまうので、直焦に切り替えました。
撮影してはみたものの、やはり見たままに写すのは難しく、その美しさは全く再現できていません。
私が以前に見た皆既月食は中学生のときに起きたものなのですが、(調べたら2000年だそうです)
皆既中の明るさは11年前の方が暗かったように思います。
その記憶のせいで、これからもっと暗くなるに違いないと思っているうちに皆既が終了してしまいました。
影に入っていた時間も短い気がします。
微妙に違うとはいえ、同じ物を11年前に見たはずなのに、今回ほど感動した記憶がないのが謎。
月食そのものの見た目が違ったのか、機材のせいなのか、あるいは心境の変化なのか。
ああ、違う、忘れてただけだ、多分。
対物レンズに80mmEDレンズ(FPL-53)を採用【総額5000円以上... |