NexGuideのバッファに関して

NexGuideのバッファをDM7407Mに交換したと報告しましたが、場合によっては動作しない可能性があることに気づきました。

データシートをよく読むと、このICは電源電圧を4.75~5.25 [V]とすることが推奨されています。

一方、NexGuideの基板上ではそれより低い3.3[V]が供給されていますので、動作範囲外となります。

実際にどんな不具合が起こるのかは分かりませんが、入力レベルのしきい値が変わってくるとか、出力トランジスタのベース電流が不足してLに落ち切らないとか、そんな感じでしょうか。

DM7407はTTLと呼ばれ、普通のトランジスタで構成されているのに対し、オリジナルのバッファ(LVC07A)はCOMSという、FETで構成された回路となっています。後者は電源電圧に寛容で1.65~5.5[V]の範囲で使用でき、当然3.3 [V]でも動作します。

同じピン配置の6回路のバッファでも、これらに二分されるようです。

オープンドレインとオープンコレクタの違いも同じ意味だと思って気にしていませんでしたが、結構重要だったということが分かりました。

私の環境(出力にPICマイコンの内部プルアップした端子を直結)では特に問題なく動作していますが、

もし部品交換が必要になった場合は3.3 [V]に対応したものを選ぶほうが無難だと思います。

ebayで探したところ、LVC07Aと同等なものとして74LVC07Aというものがありました。