組立て式望遠鏡

某科学館で子供と望遠鏡を作るという仕事をしてきた。

参加費1580円ということなので多分、星の手帖社のこれだろう↓

http://store.yahoo.co.jp/starbook/tele-assembly.html

と思ったら、やっぱりそうでした。

作り方は簡単で、縦に割られた筒にレンズを並べいくだけ。

10分で完成と書かれているが、実際は30分くらいかかった。

対物レンズに輪ゴムをかけるところとかシールを貼るところで手間取った感じ。

レンズを触らないようにと言われても、輪ゴムをかける作業は大人でもなかなか難しい。自分は何度もやってるうちに綺麗に短時間で出来るようになった。今後の人生であまり役に立ちそうも無いが。

3群3枚の接眼レンズも完成品ではなくて、絞り環とレンズ自分で並べていくのがなんとも教育的だなぁと。凸レンズ2枚で望遠鏡が出来ると思っている人には意外に思えたかもしれない。

ちなみに接眼レンズはプラスチック、対物は光学ガラス。

試作機を使ってみて、価格の割りに良く見えると思った。

15倍という倍率も、ギリギリ手持ちで使える、そこそこ迫力がある、三脚に載せてピントを合わせる際に対象が視野から消えない、等から妥当と思う。

白いシールが貼られた外見から紙で出来てると思われたりしていたが、安っぽい見た目とは裏腹に中身は良く出来ているので、性能を引き出し活用して欲しいものだ。

あと気になったのは、自分が作った試作機のガイドブックの7pに皆既月食についての記述があるのに、配ったやつには無かった。おかげで変なことになった。

それと見本として置いてあるやつの1つにピント∞の線が入ってなかった。新しく開けたものには全部入ってたので、これは多分初期のものだと思う。マイナーチェンジが行われているようだ。